こんにちは 水前寺江津湖公園です。
三月に入り、だいぶ暖かくなってきました。サービスセンター横の梅のつぼみも少しずつほころび始めています。
園内を散策するのにちょうどいい気候でもあります。
是非、園内に点在する文学碑や歴史的な遺構を巡ってみてください。
今回で第三回目のシリーズ“文学碑を巡る”。最初にご紹介するのはこちら。
江津斎藤橋より少し下流のところにある第五高等学校漕艇部艇庫跡の記念碑です。
記念碑の説明によると、第五高等学校漕艇部は明治28年(1895年)に創設され、昭和25年(1950年)まで活動した、とあります。
先日ご紹介した夏目漱石も部長として活動していたそうです。
続いて、こちらの句碑。
天霧らひ 降る湖に 寂かなる光はありて 鴨ら相寄る(あまぎらい ゆきふるうみに しずかなるひかりはありて かもらあいよる)
綴 敏子
綴敏子氏は、大正6年熊本市生まれで、慶應義塾大学文学部(国文学専攻)を卒業後、第一・第二高等学校の教師を勤めました。
偶然ではありますが、句碑の“光”の文字に木漏れ日が差し込んで、幻想的な雰囲気を醸しています。
シリーズ“文学碑を巡る”はまだまだ続きます。
次回をお楽しみに。