こんにちは、水前寺江津湖公園です。
図書館の裏には祠(ほこら)があります。「あの祠は何?」と尋ねられることも多いです。たまたまこのほこらに詳しい人と話をしたときに聞いた話を載せたいと思います。
祠の名前は「きっそのほこら」といいます。「希首座(きしゅそ)」がなまって、「きっそ」と言われているそうです。「希」は人の名前、「首座」は僧の階級を表します。つまり希僧侶の祠ということです。
細川忠興さんの時代、希首座を見た忠興さんが、その僧を怪しいと思い調べた結果、希首座が自分の命を狙っていることがわかり(狙っていたかは定かではないが、希首座は細川氏が滅ぼした一族の生き残りだった)、やられる前にやってしまおうと切り殺してしまいます。この由縁で切った刀を希首座と名づけました。
その後、一連の供養のために、祠をたててこの希首座の刀を祀ったことが、この祠を「希首座の祠」というようになったようです(あくまでも伺ったお話で、多々諸説はあるようですのであしからず…)。
そして、今、刀は他の場所に保存されているようで、祠だけが残っています。
江津湖もいろいろと歴史のある場所が残っています。調べてみるととても興味深いですね(゜o゜)