こんにちは。水前寺江津湖公園です。
11月ごろから広木地区や上江津湖周辺を中心にセンダンが実を付けているのを見る事ができます。5月頃には花も咲いていましたが、毎年このころに実を付けるようです。
センダンは、センダン科センダン属の落葉高木です。葉や木には香りが感じられますが、それほど強くなく、香木で言われる「栴檀」やことわざで言われる「栴檀は双葉より芳し」という言葉が指すのはビャクダン(白檀)の事であり、よく間違われてしまうようです。
ちなみに、江津湖では11月頃から多くの実をつけますが、センダンの実には人間やペットにとって有害となる物質が含まれています。鳥が食べる姿を見かける事もありますが、人や犬が食べてしまうと中毒を起こしてしまいますのでご注意ください。
3枚目は2015年5月に上江津湖(じゃぶじゃぶ池)で撮影した花の写真です。センダンは「栴檀」「あふち」など、夏の季語として俳句や短歌でも使われ、古くから親しまれていた植物です。
園内の植物でも新緑⇒落葉、花々⇒実など、季節によって様々なが姿を楽しめます。ぜひ江津湖を散策しながら季節の移り変わりを体感してみてはいかがでしょうか。