こんにちは。水前寺江津湖公園です。
梅雨に入ったとはいえ、今日はスッキリと晴れた朝を迎えました。下江津湖を巡視してみると、アジサイやガクアジサイが園内の散歩道を彩ってくれています。ところで、このブログではアジサイを「ご覧いただけます」「おすすめです」と表現し、わざと「開花しました」とは書きません。
写真のアジサイも昨日(6/8)に撮影し、多くのアジサイがご覧いただけますが、開花している物はほとんどありません。では、アジサイの花はどれを指すのかご存知でしょうか?
写真は3年前に撮影したアジサイの写真です。ふだん見慣れている大きな花びらのような部分は、【装飾花】といい、正式には【がく】の部分になります。装飾花の中央に咲く小さなものが本当の【アジサイの花】となります。
昨日の巡視ではガクアジサイ(装飾花が外側だけのアジサイ)の写真も撮ってきました。この写真を見ると、開花している物とつぼみの状態の物が見分けやすいと思います。
ちなみに、アジサイも桜と同じように標本木があり、【花】が2~3輪咲いた時点で開花と発表されています。熊本でも気象庁/熊本地方気象台が6月3日に開花発表をしています。
このような「生物季節観測」は気象庁HPでも掲載されていますし、アジサイやガクアジサイの特徴などはインターネット等で簡単に見つけられます。学術的な観点からアジサイを観察してみるのも面白そうですね。