こんにちは、水前寺江津湖公園です。
左は下江津地区にあるハギの、右は芭蕉園広場にあるクズの、それぞれ花です。
ススキです。オバナとも呼ばれます。
オギ、ヨシ、マコモの江津湖御三家が勢力強い江津湖には少なく、健軍川沿いにわずかにある程度。
こちらはちょっと前、7月末頃に撮影されたナデシコ。可憐です。
恐らく水前寺江津湖公園で確認できる野生の秋の七草はここまでです。
以下三種類は、七草の残り。秋の七草はあの山上憶良が詠んだ歌をにしているといいます。
曰く、『萩の花 尾花葛花瞿麦の花 姫部志また藤袴 朝貌の花』
声に出すのが実に難解。花の名前を並べただけのようにも見えますが、
万葉集に収められるほどなので、きっと選別の妙が光っているのでしょう。
晩年の憶良は九州は大宰府に赴任していたといいます。
かつてはまだ無かった江津湖のあたりは肥後の国府のすぐそばに位置し、歌人が仕事で肥後国・託麻郡を訪れていたとすれば、
湧水地ではあったので、また別の歌が誕生していたかもしれません。
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