こんにちは。水前寺江津湖公園です。
公園の出水地区にある県立図書館の裏側には「芭蕉園」というエリアがあり、バショウが植えられています。そのさらに奥の方では江戸時代から続く江津湖の年末の風物詩「水前寺もやし」が栽培されています。
毎年12月になると芭蕉園の中にある湧水地の近くを整地し、畑が作られます。畑に大豆をまき、その上に新聞紙や稲わらをかぶせ、わらの下でもやしが成長していきます。
およそ2週間ほどで約30~35センチほどに成長して収穫をむかえ、熊本では成長や長寿を願う縁起物としてお正月のお雑煮に欠かせない食材となります。
昔は様々なところで作られていましたが、現在ではこの芭蕉園だけでしか作られていないようです。江津湖の湧水がつなぐ、江戸時代からの伝統。これからも末永く続けてほしいですね。