こんにちは。水前寺江津湖公園です。
江津湖公園の運動会シーズンも落ち着き、公園は冷え込みとともに紅葉が少しずつ始まりました。
この時期は紅葉で上の方に視線がいきますが、足元に注目してみると、広木地区の野鳥観察舎から湖岸沿いに300mほど緑色の行列が並んでいます。この正体、わかりますか?
この話は9月までさかのぼると答えが明らかになります。
この緑の行列はヒガンバナが咲いていた場所です。この場所では毎年9月のお彼岸の頃に真っ赤な花々を楽しむ事ができます。下の写真を良く見ると、ヒガンバナは花と茎だけが地上に出ていて、葉が無いことがわかります。
ヒガンバナは、花が終わった後の11月ごろから春先まで葉を出しています。秋に出た葉は太陽の光をいっぱいに浴びて新たな花を咲かせるための養分を蓄えていきますが、周りの邪魔な植物は一般的には冬は枯れてしまうため、日を遮るものが無くのびのびと太陽に当たることができます。
植物も自ら生き残るために工夫をしているんだと、実感できますね。