こんにちは 水前寺江津湖公園です。
本日は、水前寺江津湖公園の文学的・歴史的なスポットのご紹介をしたいと思います。
水前寺江津湖公園は、昭和41年12月に開設した都市公園で、全長4㎞で5つのエリアで構成されています。
その4つのエリアの中でも、特に上流部に位置する“出水地区”には、熊本県立図書館や芭蕉園、旧砂取細川邸庭園などがあり、文学的・歴史的におもしろいスポットの多いエリアでもあります。
というわけで、これから出水地区から順に、少しずつではありますが、句碑や遺跡などの文学的・歴史的なスポットをシリーズでご紹介したいと思います。
まずは、こちらの句碑。
縦横に 水の流れや 芭蕉林(たてよこに みずのながれや ばしょうりん)
高浜虚子
“高浜 虚子(たかはま きょし)”の句碑で、芭蕉園の風景を詠んだ句です。
園路沿い、旧砂取細川邸庭園に近くにあるので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
つぎはこちらの内藤濯文学碑。
内藤濯 (ないとう あろう)氏は、熊本市出身のフランス文学者で、 「星の王子さま」を 翻訳したことで有名です。
平成17年11月に、 内藤濯氏の業績と、原作者サン=テグジュペリ没後六十周年を記念して、この文学碑が熊本県立図書館敷地内に建立されました。
本日最後が、こちらの句碑。
産卵の鯉の刎ねおり江津朧(さんらんの こいのはねおり えづおぼろ)
阿部小壷
下流からみて芭蕉園の入り口付近にあるこの句碑は、熊本生まれの俳人で、俳誌「阿蘇」の主宰でもある阿部小壷(あべ しょうこ)の句碑。
今回ご紹介した2つの句碑も含め、水前寺江津湖公園には13つの句碑が建てられています。
これから順にご紹介する予定ですので、自然やイベントだけじゃない、水前寺江津湖公園の文学・歴史的なスポットにも注目してみてください。