こんにちは、水前寺江津湖公園です。
5月13日のブログで、ケテイカカズラを紹介しました。今日は比べる意味で、テイカカズラの紹介です。
ケテイカカズラとは、正直馴染みのない名前だったと思います。一緒くたに「テイカカズラ」でも大丈夫ではないかと思っていましたが、どうしても分けて考えたいと思われる人もいらっしゃいますので、分けて紹介したいと思います。
今までは全てを「テイカカズラ」として紹介していました。分けて考えるということで、江津湖のテイカカズラを意識して見ていくと、ほとんどがケテイカカズラだということが分かりました。いろいろ探して、やっとの思いでテイカカズラ(らしき植物)を見つけることができました。
見分け方について、簡単にですが紹介していきます。ここからは、少し説明が難しいので、「九州の花図鑑」(海鳥社)を参考にさせていただきます。
ケテイカカズラは葉の裏の毛が多いと書かれていますが、正直比べてみても分かりませんでした。微々たる差なのかもしれません。
一番わかりやすかったのが、テイカカズラの蕾を見て、筒部の細い部分の長さが太い部分よりはるかに長いとありました。ケテイカカズラは細い部分と太い部分の長さは同じとあります。
「はるかに」という部分に引っかかりましたが、ケテイカカズラに比べると、細い部分が長いのが分かります。
また、テイカカズラの雄しべは筒の口から少し抜き出る、とありました。
まず雄しべがどれなのか正直分かりませんでしたが、中心部の突起がそうだと分かりました。写真を見ていただくと、中心部の突起が、テイカカズラは出ていて、ケテイカカズラは出ていないのが分かります。これらを総合すると、見分けることができるかと思います。
簡単ではありますが見分け方の紹介でした。植物の専門ではないので間違っている部分もあるかもしれません。その時は教えていただけたらと思います。
植物に興味のない方でも、テイカカズラだけでなくケテイカカズラという植物もあるのだということだけでも知っていただけたら幸いです。
参考:九州の花図鑑(海鳥社)