こんにちは、水前寺江津湖公園です。
昨日、フジテレビ系列の番組で、江津湖のゾウさんプールが紹介されました。ご覧になった方もいらっしゃると思います。
普段見慣れている私たちは普通の景色に見えますが、初めて見た人にとっては、ちょっと変わった光景に見えるのかもしれませんね。
ということで今日のブログでは、ゾウさんプールについてお話ししたいと思います。
もともとこの場所は湧水地で(今も湧水が湧いています)、加勢川沿いに遊歩道をつくった時に湧水がせき止められ、そこをプールとして活用したそうです。プールができた詳しい年は分かりませんが、昭和30年代頃にプールができたと思われます。当時はこのゾウさんのすべり台はなく、鉄製の複合遊具のすべり台が設置されていました。昭和40年代頃の写真に、その複合すべり台で遊ぶ子どもたちが写っています。
当時このプールの呼び名は、「子ども遊園地」と呼んでいたようです。そういえば「江津遊園地前」というバス停が、江藤ボートハウスとふれあい通りの間にありますね。
この周辺に遊園地などないと思われた方も多いと思います。この名称は、当時の「子ども遊園地」からとられたものです。昔はここから対岸の子ども遊園地まで渡し船で渡っていたと聞きます。
話を戻しますが、結局ゾウさんのすべり台が設置された詳しい年代までは分かりませんでしたが、子どもたちがこのプールで遊ぶために設置されたもので間違いありません。今は学校にプールができ、子どもたちだけでの川遊びは危険ということで、このゾウさんプールで遊ぶ人は少なくなりました。
誰もいない池の中にゾウさんのすべり台があるのは、こういういきさつがあるからです。