こんにちは、水前寺江津湖公園です。
今日はもともと江津湖で春の七草を探してみるイベントを行う予定でしたが、新型コロナ感染拡大のため中止となりました。
今月の7日に春の七草を紹介できていませんでしたので、この機会に遅ればせながら春の七草を紹介したいと思います。
春の七草とは、「セリ ナズナ オギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ」を言います。
セリとナズナは現在もそのままの植物名ですが、他は現在の植物名とは違います。
オギョウは「ハハコグサ」、ハコベラは「ハコベ」、ホトケノザは「コオニタビラコ」、スズナは「カブ」、スズシロは「ダイコン」です。
カブとダイコンは江津湖で見ることができませんが、他の5種は見ることができます。この時期花がありませんので、似た植物との区別が必要です。
江津湖では外来種のクレソン(オランダガラシ)も多いので、間違いやすいです。セリは独特のにおいがします。
ナズナはこの時期でも花が咲いていましたので間違えることはなさそうです。しかし花がなかった場合は、タンポポなどの葉っぱと間違える可能性があります。
ハハコグサは全体に白い毛で覆われています。
江津湖で多い外来種のオランダミミナグサも毛で覆われていますので、間違えないようにしてください。
ハコベと名の付く植物は、江津湖ではコハコベ、ミドリハコベ、ウシハコベを観察できます。
コオニタビラコは、葉っぱでの識別は非常に難しいです。似た植物にオニタビラコ、ヤブタビラコを江津湖で観察できますが、花がないとなかなか見分けできません。しかし、ヤブタビラコもオニタビラコも七草として代用できるようです。
代用できないのが現在のホトケノザという植物。こちらは全く別物の植物となります。
イベントの時に見てもらおうと、(共に小型の)カブとダイコンを鉢に育てていました。
公園内には、見た目での区別が難しい植物などもございます。採って食べたりせず、見て勉強するようお願いします。